Light

わたしは幸いを望んだのに、災いが来た。光を待っていたのに、闇が来た。

空には光がなかった。

闇の中に追い立てられ、光なく歩く。




「ここは…暗いのですね」
オマエはそう言った。
「ああ、ここには光は差さない」

闇の巣窟。
「でも、時々…強い光が差し込む」

闇あるところに光あり。

「あの光のように…あなたが待っていた者も…」

「それ以上、言うな」
ひどく心が痛い。
傷が痛い。
お前に言われると余計に。

そう、それは”怖い”という感情に似ている。


なぜ、だ?





「ずっと一人でいると、心が硬くなってしまう」
あなたはそう言った。
あたりまえのことに気づかなかった。
知ろうとしなかった。

あの日、私はあなたに光を見た。

まっすぐな光。
天からおろされた梯子のように。
今はまだ、眠っている。
抑えられている。

だが、そのこぼれる光でさえも、


私には強すぎて、少し怖くなるほどだ。






起きよ、光を放て。

太陽が闇に変わらないうちに。月や星の光がうせないうちに。雨の後にまた雲が戻って来ないうちに。














*後書き*
ウィザーモンとテイルモン出会い編(笑)
会ったばっかりのころ。
最初と最後の分は聖書から引用しました…
二人は最初こんな風に思ってたんじゃないかと。


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